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特別展「ボストン美術館日本美術の至宝」 [美術・絵画鑑賞]

上野の東京国立博物館平成館で開催されている特別展「ボストン美術館日本美術の至宝」に行ってきました。
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東洋美術の殿堂と称されるアメリカのボストン美術館には、10万点を超える日本の美術品が収蔵され、その量と質において世界有数の地位を誇っています。
その中でも、明治政府のお雇い外国人として来日したフェノロサが収集した、「平治物語絵巻」、尾形光琳「松島図屏風」などや、ボストンの医師であり資産家であったウィリアム・スタージス・ビゲローが来日した際に収集した、絵画、彫刻、刀剣類、染織品の中から、曽我蕭白「雲龍図」を始めとする、日本に残っていれば重要文化財や国宝に指定を受けてしかるべき、傑作約90点が展示されていました。
ボストン_4.jpg


中でも海を渡った二大絵巻の一つの「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」の合戦の模様と夜討ちに会って燃え盛る炎の描写が詳細でリアルな表現には感心しました。
又、長谷川等伯の「龍虎図屏風」や尾形光琳の「松島図屏風」も印象深く、曽我蕭白のコーナーの屏風に書かれた力強い筆の捌き、特に感動したのが「雲龍図」で、スケールの大きなこの墨絵は1911年からボストン美術館で保存されていたものを、ふすま絵に修復して今回世界に先駆けて日本初公開されたそうです。

以下公式HP参照ください。
http://www.boston-nippon.jp/

ボストン_1.jpg


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