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マチュピチュ「発見」100年 インカ帝国展 [美術・絵画鑑賞]

上野の国立科学博物館で開催されているインカ帝国展に行ってきました。
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ペルーにある空中都市マチュピチュは、伝説の黄金郷ビルカバンバを探し求めていたアメリカ人のハイラム・ビンガムによって1911年に偶然に発見されました。それから100年を経てアンデス文明最後のインカ帝国考古遺物約160点の展示とマチュピチュ3Dスカイビューシアターが公開されていました。

15世紀前半から16世紀前半にかけて繁栄したアンデス文明は、文字や鉄器、車輪を持たなかったことで知られています。特に文字を持ってなかったことで、なかなかその歴史をうかがい知ることができず、謎の解明は困難を極めているそうです。

展示の見せ場は、インカに滅ぼされたチャチャポヤ人の5体のミイラ。盗掘前で布に包まれたままのミイラ、身分の高い人物だったことが予想される成人男性、眼球が残っている少女など。

展示構成は第1部から第4部までに分かれています。

第一部 帝国の始まりとその本質
インカの考古遺物を展示しています。2頭のジャガーに支えられた王の玉座をはじめ、トウモロコシ酒を入れていたというアリバロなど。

第二部 帝国の統治
インカ帝国はパチャクティ王の時代以降、急速に領土を拡大しました。
ローマ街道をもしのぐ総延長約4万Kmに及ぶインカ道の要所には、タンボ(宿駅)がもうけられ、税として徴収した豊かな物資を納める倉庫や行政センターが置かれた。さらに王の命令は、紐に結び目を付けて数を記述するキープを持ったチャスキ(飛脚)がタンボを中継して走り、各地に伝えられました。

第三部 滅びるインカ、よみがえるインカ
インカ帝国は1533年、最後の王アタワルパが処刑されたことにより終焉を迎えますが、その後も抵抗を続けながらも、スペインの同化政策を受け、生活や文化の在り方を変化させていきました。

第四部 マチュピチュへの旅
空中都市・マチュピチュ遺跡を530インチの大型画面の、3Dスカイビューシアターで、いかにも空中散歩しているような体感ができ、感動しました。

以下公式HP参照ください。

http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2011/inka/index.html

インカ_2.jpg


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