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LXA-OT3オペアンプ音質評価 [オーディオ]

トロイダルトランスを使ったドロッパー電源で駆動するデジタルアンプLXA-OT3のオペアンプを交換し、音質の違いを評価してみました。

下記の表のようにスペック的には、ナショナルセミコンダクタ製のLME49860NAが抜きん出ています。雑誌の記事やWebなどを見てみますと、新日本無線(JRC)のMUSES02の評価が良いようですが、今回は予算の都合もあり、MUSES01とMUSES02はスペックのみの比較となりました。

オーディオ用オペアンプ音質比較表.jpg

THD=全高調波歪率(f=1KHz) VOS=入力オフセット電圧 SR=スルーレート

JRC製のMUSES8820DとMUSES02をデーターシートで比較してみると、電気的な仕様は全く同じで、チャンネル・セパレーションだけが異なるので、中のチップは同じものを使用しているようです。価格に3,000円の差があるのは、リードフレームに無酸素銅を使用していることや、パッケージングなどの後工程の差だと思われます。

MUSES02チャンネルセパレーション                   MUSES8820チャンネルセパレーション
MUSES02_チャンネルセパレーション.jpgMUSES8820_チャンネルセパレーション.jpg

新日本無線のMUSES02の紹介記事で特長が書かれています。
評価結果は、あくまでも個人的な感想ですが、スペックのノイズ特性や歪の少ないものが良いかというと、そうでもなく、原音を忠実に再生すると言う面ではFET入力の方が優れているように感じ、クラシックはバイポーラ入力型、女性ボーカルはFET入力型が良いと思いました。FETは入力インピーダンスが高いので、前段の出力側との関係で音が変わるのですかね?

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