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SACDサラウンド・レビュー(493) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Franck Violin Sonata, 3 Chorales.jpg
Franck
Violin Sonata,3 Chorales
903 1855-6
Simone Riniker (violin)
David Riniker (cello)
Karl-Andreas Kolly (piano)
録音 2013年9月,10月
MDG

フランク:
・ヴァイオリン・ソナタ(ダーヴィット・リニカー編曲ピアノ三重奏版)
・オルガンのための3つのコラール(カール=アンドレアス・コリー編曲によるピアノ・ソロ版)

ジモーネ・リニカー(Simone Riniker Maier)はスイス、バーゼル生まれのヴァイオリニスト。音楽家の家庭で育ち、5歳からヴァイオリンを習う。17歳からドイツ、フライブルグ音楽大学(Freiburg im Breisgau)でRiza Yidizに師事。その後トロッシンゲン音楽大学(Trossingen Music College)にてFederico Agostiniに師事し、コンサート・パーフォマンスのディプロマを獲得。1997年~2003年までミュンヘン室内楽団(Munich Chamber Orchestra)ノメンバーとして参加。
Simone Riniker_1.jpg


ダーヴィット・リニカー(David Riniker,1970年~)はスイス、バーゼル生まれのチェリスト。音楽家の家庭で育ち、最初のレッスンをJean Paul Guéneuxに受ける。その後バーゼル州立音楽院(Musik-Akademie der Stadt Basel)のコンサート・クラスに入学し、António Menèsesに師事。1995年よりベルリンフィルハーモニー管弦楽団のメンバー。室内楽奏者としても活躍、ベルリン・フィル弦楽三重奏団ほかベルリン・フィル公認アンサンブルのメンバーとして世界中に招かれている。作曲家としても優れた才能を発揮、自らも所属するベルリン・フィル12人のチェリストたちでは多くのレパートリーの編曲も担当している。
David Riniker_1.jpg


カール=アンドレアス・コリー(Karl-Andreas Kolly,1965年~)はスイスのピアニスト。父親が教会のオルガニスという音楽一家に生まれ、父から初めにピアノレッスンの手ほどきを受けた。チューリッヒ音楽院(Musik Akademie Zurich)にてHans Schikerに師事。ベルンではKarl Engel の元でマスタークラス受講、1990年に開催されたスイス銀行主催の若い音楽家のためのコンクールに優勝した他、1991年には最優秀ソリスト・ディプロマである、EduardTschumi Preis を受賞。現在はチューリッヒ国立音楽大学大学院(Zurich University of Fine Arts)で教授として指導にあたっている。
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フランクの「ヴァイオリン・ソナタ」は、このアルバムでチェロを担当しているダーヴィット・リニカーが3重奏曲に編曲したもの。ヴァイオリンは左、チェロは右、ピアノはセンターやや奥寄りに定位している。トラック5~7の「オルガンのための3つのコラール」はピアノのソロで、マイクをピアノから少し離したオフマイク気味のセッティングと思われる。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質                ☆☆☆
チャンネル            5.1ch(2+2+2方式)

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