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SACDサラウンド・レビュー(494) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Britten Frank Bridge Variations.jpg
Britten
Frank Bridge Variations
PTC 5186 056
Gordan Nikolic/Netherlands Chamber Orchestra
録音 2004年11月 DSD Recording
PentaTone Classics

ブリテン:フランク・ブリッジの主題による変奏曲Op. 10
ハルトマン:葬送協奏曲
バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント BB 118/Sz. 113

フランク・ブリッジ(Frank Bridge, 1879年2月~1941年1月)は、イギリスの作曲家、弦楽奏者、指揮者。ホルストやヴォーン・ウィリアムズらによる民謡に依拠した作風が20世紀初頭のイギリス楽壇の主流となる中にあって、同時代のヨーロッパ大陸のさまざまな新音楽(フランス印象主義、ロシア象徴主義、ドイツ表現主義)に触発されつつ、独自の前衛音楽を貫いた。このため存命中は、ベンジャミン・ブリテンの恩師としてのみ名を残すも、作曲家としては孤立し、ほとんど顧みられなかった。だが1970年代に「前衛の衰退」が叫ばれる中、ポスト・マーラー世代の忘れられた作曲家の一人として、その進歩性が再評価されるようになる。
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カール・アマデウス・ハルトマン(Karl Amadeus Hartmann, 1905年8月~1963年12月)は、ドイツの現代音楽の作曲家。20世紀ドイツ最大の交響曲作家とも称賛される。画家の末子として生まれる。1919年から学校教育を受けるが、この頃すでに音楽を天職と自覚していた。1924年から1929年まで国立ミュンヘン芸術音楽アカデミーに通い、トロンボーンを学ぶかたわら作曲をヨーゼフ・ハースに師事。交響曲は多楽章形式から1楽章形式まで様々で、絃楽合奏、合奏協奏曲、声楽入りと内容も様々。主な作品は交響曲8作品、ヴァイオリン協奏曲「葬送協奏曲」など。
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ゴルダン・ニコリッチ(Gordan Nikolic,1968年~)はセルビア生まれのヴァイオリニスト、指揮者。7歳からヴァイオリンを習い始める。スイスのバーゼル音楽院(Basle Music Academy)にてヴァイオリニスト、指揮者のジャン=ジャック・カントロフ(Jean-Jacques Kantorow)に師事。1990年にソロ・ヴァイオリニストのディプロマを獲得。 ロンドン交響楽団のコンサート・マスターと2003年よりオランダ室内管弦楽団の音楽監督、コンサート・マスターを兼任。
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オランダ室内管弦楽団(Netherlands Chamber Orchestra,蘭:Nederlands Kamerorkest)は、オランダ・アムステルダムを本拠地とする室内オーケストラである。1955年にシモン・ゴールドベルクを中心として設立。1985年にアムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団(Amsterdams Philharmonisch Orkest)・ユトレヒト交響楽団(Utrechts Symfonie Orkest)と合併し、ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団となるが、ネーデルラント室内管弦楽団の名称で引き続き活動を行っている。 コンサート活動が中心だが、ネーデルラント・フィルとともにネーデルラント・オペラのピットに多く入る楽団である。 主要な指揮者として、ゴールドベルク、デイヴィッド・ジンマン、アントニ・ロス=マルバらが務め、合併後はネーデルランド・フィルと兼任でヘルムート・ヘンヒェンが首席指揮者を務めた。2003年よりヤコブ・クライツベルクが同じく兼任で首席指揮者に就任していた。またフィリップ・アントルモンが客演指揮者を務めている。
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高域弦は音の伸びが有り、中低域弦は響きがとても豊である。弦楽のためのディヴェルティメントは第一楽章がテンポの速い軽快な曲。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑えられており、アンビエンスがメイン。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

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