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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015(2) [クラシック音楽鑑賞]

4日の最終日公演に行ってきました。
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今日は時間に余裕が有ったので東京駅で降り、東京ビルTOKIAのガレリアで行われていたピアノ4手連弾の無料コンサートを見学後、以下の公演を聴いて来ました。

■公演番号314(ホールA)
チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 op.36
指揮 アジス・ショハキモフ
演奏 デュッセルドルフ交響楽団
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演奏は3日の公演番号212と同じショハキモフ指揮、デュッセルドルフ交響楽団の組み合わせでした。この曲は私の好きな曲の一つで、CDでは何回も聴いていますが、演奏会で聴くのは初めてでした。聴いた感想ですが、デュッセルドルフ響は冒頭からホルンが見事な音色の響きを放ち、さすがクラシックの本家本元だけあるなと感心した。特に終楽章のフィナーレはチューバをはじめ金管のパワーに圧倒されました。金管が弱点の日本のどこかの交響楽団とはパワーの点でも差があるな、と感じました。


■公演番号325(ホールB7)
C.P.E.バッハ:
・シンフォニア ト長調 Wq.182/1,H.657
・シンフォニア 変ロ長調 Wq.182/2,H.658
・チェンバロと2つのヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスのための協奏曲 ニ短調

チェンバロ独奏 鈴木優人
指揮 ロベルト・フォレス・ヴェセス
演奏 オーヴェルニュ室内管弦楽団

C.P.E.バッハのシンフォニア ト長調 Wq.182/1と変ロ長調 Wq.182/2は、6曲から成るハンブルク・シンフォニア(Hamburg Sinfonias)と言われている「6つのシフォニア」の第1番と第2番で59歳の1773年に作曲されたもの。

鈴木優人(Masato Suzuki,1981年~)はオランダ・デンハーグ生まれ。東京藝術大学作曲科卒業、同大学院古楽科にてオルガンを父・鈴木雅明に師事。2007年オランダ・ハーグ王立音楽院修士課程オルガン専攻を首席で修了。同年9月より同音楽院即興演奏科を栄誉賞付きで日本人として初めて修了。アムステルダム音楽院チェンバロ科にも学ぶ。現在、バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして、また室内楽やチェンバロやオルガンソロなど国内外で演奏活動を展開している。

ロベルト・フォレス・ヴェセス(Roberto Fores Veses)はスペイン、バレンシア出身。ペスカーラ音楽院とシベリウス音楽院で指揮を学ぶ。2006年にオルヴィエート国際コンクール、2007年にスヴェトラーノフ国際指揮コンクールで優勝。2012年、オーヴェルニュ室内管弦楽団の音楽監督・芸術監督に就任。これまでリヨン国立管、プラハ・フィル、ミラノ響等を指揮。

オーヴェルニュ室内管弦楽団はフランスの中南部オーヴェルニュを拠点のする室内管弦楽団。1981年創設。歴代の音楽監督にはジャン=ジャック・カントロフ、アリ・ヴァン・ベークがいる。21名の優れた奏者から成り、バロックから現代まで幅広いレパートリーを誇る。欧州内外の国際音楽祭での演奏に加え、地元オーヴェルニュでの定期公演も好評を博している。これまでE.クリヴィヌ、B.ヘンドリックスらと共演。今シーズンにはI.ファウストやC.ポッペンらと共演予定。

ハイドンやベートーヴェンなどに大きな影響を与えた大バッハの次男、C.P.E.バッハは私の好きな作曲家の一人です。シンフォニアの20曲をはじめ、チェンバロ協奏曲など、とても多くの作品を作曲しました。

オーヴェルニュ室内管はVn×11、Va×4、Vc×4、Cbs×2、Cemb×1の22名の編成のようで、弦はほとんどがモダン楽器を使用しているようでしたが、ピリオド用の弓を使っているメンバーもいました。3曲目のニ短調はチェンバロ協奏曲に編曲されているらしく、ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスのソロパートは有りませんでした。チェンバロのソロを鈴木優人さんが務め、見事なテクニックを披露してくれました。アンコールにJ.S.バッハの平均率クラヴィーア曲集第1巻の第1曲を弾いてくれました。

地上広場の屋台
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ガラス棟ロビーギャラリーでの LFJトークサロンにて
ヴァイオリンニストの成田達輝氏のミニステージ
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ピアニストの本田聖嗣氏と成田達輝氏のトーク
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瀬木あおい

ブログに足を運んで頂きありがとうございます。
今年のLFJも盛況のうちに終了してしまいましたね。
今年は、色々とあり1公演でしたが
楽しい1日を過ごさせてもらいました。
来年は、もう少し聴きたいなと思っております。
by 瀬木あおい (2015-05-06 21:52) 

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