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SACDサラウンド・レビュー(918) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Sibelius Luonnotar Tapiola & Spring Song.jpg
Sibelius
Luonnotar; Tapiola & Spring Song
CHSA5217
Lise Davidsen (soprano)
Edward Gardner/Bergen Philharmonic Orchestra
録音  2018年5月
    2021年2月
CHANDOS

シベリウス:
・ソプラノと管弦楽のための交響詩 《ルオンノタル》 嬰ヘ短調 Op.70
・大管弦楽のための交響詩 《タピオラ》 ロ短調 Op.112
・劇付随音楽 《ペレアスとメリザンド》 Op.46 からの組曲
・トライアングルとティンパニを伴う弦楽オーケストラのための 《恋人》 Op.14
・交響詩 《春の歌》 Op.16

リーセ・ダーヴィドセン(Lise Davidsen,1987年2月~)はノルウェーのソプラノ歌手。
2010年にベルゲン大学グリーグ・アカデミー(Grieg Academy of Music in Bergen)を卒業。その後ロイヤル・オペラ・アカデミー(Royal Opera Academy in Copenhagen)でスザンナ・エケン(Susanna Eken)に師事。多くのフェスティバルやオペラハウスで歌手活動を行い、 2017年にグラインドボーンでデビューし、シュトラウスのナクソス島のアリアドネでタイトルロールを歌う。ウィグモアホールで最初のリサイタルを行い、BBCプロムスで初演を行った。
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エドワード・ガードナー(Edward Gardner,1974年11月~)はイギリスの指揮者。幼少のころは、グロスター大聖堂の聖歌隊員であったとともにピアノ、オルガン、クラリネットをも習得。ケンブリッジ大学キングス・カレッジで合唱指揮の学位を取得。2005年にBBC交響楽団とオールドバラ音楽祭で華やかなデビューを飾って以来、オーケストラから継続的に招待をされており、2008年にはBBCプロ ムスでのデビュー及びバービカン・センターにてサーリ・アホの「アドリアーナ・マーテル」の英国初演を行った。2007年以来イングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)の音楽監督を務める。
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ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団(Bergen Philharmonic Orchestra)は、ノルウェーの都市ベルゲンに本拠を置くオーケストラである。1765年に音楽協会「ハーモニエン」(Musikselskabet Harmonien)として設立。1983年に現在名になる。歴代の指揮者として、エドヴァルト・グリーグ、カルステン・アンデルセン、アルド・チェッカート、ドミトリー・キタエンコ、シモーネ・ヤングらが務めた。2003年からアンドルー・リットン(Andrew Litton)が、2015年からはエドワード・ガードナー(Edward Gardner)が首席指揮者兼芸術顧問を務めている。
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交響詩《ルオンノタル》ではソプラノの独唱が入る。
1ポイントマイクをメインとした録音で、スポットマイクはあまり使用していないと思われる。ホールトーンが豊かで、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音は直接音も含むが低めに抑えられている。録音場所はノルウェー、ベルゲン、グリーグホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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