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SACDサラウンド・レビュー(922) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Saint-Saëns Symphony No. 3.jpg
Saint-Saëns
Symphony No.3
BIS2470
Thierry Escaich (organ)
Jean-Jacques Kantorow/Orchestre Philharmonique de Liège
録音  2020年10月(Urbs Roma)
    2020年4月(Organ)
BIS

サン=サーンス:
・交響曲 ヘ長調 「首都ローマ」
・交響曲第3番 ハ短調 「オルガン付き」 Op.78

ティエリー・エスケシュ(Thierry Escaich, 1965年~)はフランスのオルガニスト、作曲家、即興演奏家。パリ国立高等音楽院(Conservatoire de Paris)でオルガン、即興演奏、作曲を学び、8つの最優秀賞を受賞。モーリス・デュリュフレの後任として、1996年にパリのサン=テティエンヌ・デュ・モン教会のオルガニストに就任。フランス楽派の即興演奏家の代表格でもあり、作曲家としての経歴は、オルガニストのそれと密接に関連している。様々なジャンル、構成の作品を書き、常に新しい響きを追い求め、これまで100以上の作品を作曲している。パリ・クラシック音楽大賞を受賞。1992年からパリ国立高等音楽院にて即興演奏と作曲を教えている。
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ジャン=ジャック・カントロフ(Jean-Jacques Kantorow,1945年10月~ )は、カンヌ生まれのヴァイオリン奏者、指揮者。アルメニア系ロシア人の両親の下に生まれた。ニース音楽院を経て、パリ国立高等音楽院を卒業する。1964年 第11回パガニーニ国際コンクール、1968年のティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。グレン・グールドにコンクール時の演奏を絶賛され、19歳にてカーネギーホールでデビューリサイタルを開いた後は、世界中でソリスト、室内楽奏者として活躍。オーヴェルニュ室内管弦楽団、フィンランドのタピオラ・シンフォニエッタの芸術監督を始めとし、グラナダ市交響楽団、パリ室内管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団の首席客演指揮者を経験。パリ国立高等音楽院のヴァイオリン科教授を務めるほか、世界中でマスタークラスを開き、教育にも情熱的に力を入れている。
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リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団(Orchestre Philharmonique Royal de Liège)はベルキー、リエージュ王立音楽院付属の国立の管弦楽団。1960年設立でリエージュを本拠地とする。2011年9月より2019年まではクリスチャン・アルミンク(Christian Arming)が、2019年からはゲルゲイ・マダラス(Gergely Madaras)が音楽監督に就いている。
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カントロフ率いるリエージュ・フィルのサン=サーンス交響曲シリーズ第1弾に続く第2弾。音響空間は左右、奥行方向に広く、適度なホールトーンを感じる録音。1ポイントマイクをメインとし、スポットマイクは多用していないと思われ、コンサートホールの中程で聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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