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SACDサラウンド・レビュー(963) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Scriabin The Poem of Ecstasy.jpg
Scriabin
The Poem of Ecstasy
BIS-2362
Yevgeny Sudbin (piano)
Lan Shui/Singapore Symphony Orchestra, Singapore Symphony Youth Choir, Singapore Symphony Chorus
録音   2017年7/8月(Op.54,Op.60)
     2006年8月(Op.53)
BIS

スクリャービン:
・法悦の詩 Op.54
・ピアノ・ソナタ第5番 Op.53
・プロメテウス Op.60

エフゲニー・スドビン(Yevgeny Sudbin, 1980年~)ロシアのサンクトペテルブルク生まれ。幼少の頃から優れた音楽的才能を発揮し、1987年にはサンクトペテルブルク音楽院へ入学。90年にベルリンで研鑽を積んだ後、97年よりロンドンに居を構え、王立音楽院でクリストファー・エルトンに師事。その間にイタリア、コモ湖国際ピアノアカデミー参加、マレイ・ペライヤ、クロード・フランク、レオン・フライシャー、スティーヴン・ハフ、アレキサンダー・ザッツにも師事する。 06年にヨーロッパ、北欧ツアーのほか、大絶賛されたカナダとアメリカツアーを実現、フリック・コレクション・シリーズでニューヨーク・デビューを果す。2007年アメリカのアスペン音楽祭、フランスのラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ニューヨークのメトロポリタン博物館ピアノ・フォルテ・シリーズでデビューをする。2010年10月、アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホールデビューを果たす。2011年1 月、初来日し埼玉と東京のリ サイタルは絶賛を博す。最近では2019年5月に来日し、日フィルとメトネル、ピアノ協奏曲第2番を共演した。
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ラン・シュイ(Lan Shui,1957年~)は中国、杭州に生まれの指揮者。5歳からヴァイオリンを始め、1985年に北京中央管弦楽団の演奏会でプロの指揮者としてデビューし、その後北京交響楽団の指揮者に選任された。1990年にはロサンゼス・フィルとの共演で指揮者デヴィッド・ジンマンに認められ、ボルチモア交響楽団の副指揮者に就任。ニューヨーク・フィルで巨匠クルト・マズアのアシスタントを務めるなど、その後も研鑚を積み、現在では世界各地のオーケストラにも招かれている。1997年から2019年までシンガポール交響楽団の音楽監督を務めていたが2020年からは桂冠指揮者になった。又、コペンハーゲン・フィルハモニック(Copenhagen Philharmonic)の首席指揮者、(Denmark's Aalborg Symphony)の首席客演指揮者を兼ねている。
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シンガポール交響楽団(Singapore Symphony Orchestra, 略SSO)は1979年に創設されたシンガポールのオーケストラ。音楽監督はラン・シュイ(Lan Shui)が1997年から2019年まで務めていた。2020年7月から首席指揮者にハンス・グラーフ(Hans Graf)が就任予定。また、首席客演指揮者はアンドルー・リットン(Andrew Litton)。団員のほとんどがシンガポール出身。2002年までヴィクトリア・コンサートホールで定期演奏会が行われたが、現在は同年に完成したエスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイを本拠地として構えている。年間約100回のコンサートを開催している。これまで、中国、マレーシア、日本、イタリア、スペイン、イギリス、ギリシャ、トルコ、アメリカで海外公演を行った。
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1ポイントマイクをメインとした録音と思われ、スポットマイクは多用していないと思われる。音場は左右に広く、ホールの中程で聴く音に近い。ピアノ・ソナタでのピアノはセンターの少し下がった位置に定位している。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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