SACDサラウンド・レビュー(765) [サラウンド・サウンド・レビュー]
Rossini & Hoffmeister
BIS-2317
Minna Pensola
Antti Tikkanen
Tuomas Lehto
Niek de Groot
録音 2017年1月、2月
BIS
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ
・弦楽のためのソナタ第1番 ト長調
・弦楽のためのソナタ第2番 イ長調
・弦楽のためのソナタ第3番 ハ長調
ランツ・アントン・ホフマイスター:
・コントラバス四重奏曲第1番 ニ長調
・コントラバス四重奏曲第2番 ニ長調
ミンナ・ペンソラ(Minna Pensola,1979年~)はフィンランドの女性ヴァイオリンニスト。シベリウス・アカデミーで学んだ後、 2001年に結成された「Meta4」のメンバーとして2004年にモスクワで開催されたショスタコーヴィチ国際弦楽四重奏コンクール(Dimitri Shostakovich String Quartet Competition)と2007年ウーンで開催されたヨーゼフ・ハイドン国際室内楽コンクール(Joseph Haydn Chamber Music Competition)に優勝。The Punavuori Chamber Music Societyの創設メンバーの一人。使用ヴァイオリンはSigne ja Ane Gyllenberg Foundation借与の1732年製Carlo Bergonzi 。
アンッティ・ティッカネン(Antti Tikkanen)はフィンランド生まれのヴァイオリン、ヴィオラ奏者。「Meta4」の創設メンバーの一人。7歳からヴァイオリンを習い始め、Jokilaakso Music InstituteにてTomasz Orzechに師事。シベリウス・アカデミーでLajos Garam、 Mi-Kyung Lee 、Kreeta-Maria Kentalaに師事。フィンランド文化財団から借与されているストラディヴァリウス”ex Berglund”を弾いている。
トゥオマス・レヘト( Tuomas Lehto,1985年~ )はフィンランドのチェロ奏者。2010年から2013年の間フィンランド放送交響楽団(Finnish Radio Symphony Orchestra)の首席奏者を務めた。2006年トゥルク・チェロコンクールで第3位。
ニーク・デ・フロート( Niek de Groot)はオランダのコントラバス奏者。1996年から2006まで10年間ロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席奏者を務め、現在はソリスト。室内楽奏者としても活躍している。1996年来ドイツ、エッセンにあるフォルクヴァンク芸術大学(Folkwang University of Arts, Essen)の教授を務めている。使用楽器は1747年製ドメニコ・モンタニャーナ(Domenico Montagnana in Venice )
弦楽アンサンブルで演奏されることの多いロッシーニの「弦楽のためのソナタ」をコントラバスの入った弦楽四重奏で聴くと、新鮮な印象を受ける。ヴァイオリンはとてもクリアな音をしており、低域弦楽器の響きも豊かである。ホフマイスターでは左からVn、Va、Vc、Cbの順に定位している。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑えられている。収録はフィンランド、ヤコブスタード、シャウマン・ホール
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質 ☆☆☆☆☆
チャンネル 5ch