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平成最後の走り納め [ランニング]

本日、今年最後のジョギングで10kmあまりを走ってきました。
今日で今年の走行距離は1,958kmになりました。

昨今、体力の衰えをますます感じており、古希を迎えた昨年のシーズンからレースへの参加は止めています。ジョグのスピードもキロ/6分後半になりました。
皆様、来年もよろしくお願いいたします。
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SACDサラウンド・レビュー(809) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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F Couperin
Les Nations
Jordi Savall(viola da gamba)
Monica Huggett(baroque violin)
Chiara Banchini(baroque violin)
Ton Koopman (harpsichord)
Hopkinson Smith(Lute)
録音 1983年5月
Alia Vox

フランソワ・クープラン:「諸国の人々」
・スペインの人
・フランスの人
・神聖ローマ帝国の人々
・ピエモンテの人

「諸国の人々」は1726年に出版されたクープラン晩年の作品。トリオによるソナード(ソナタ)とサンフォニーの組曲集で、4つの組曲(オルドル)からなる。第1組曲が「フランス人」(トリオ・ソナタ「少女」にもとづく)、第2組曲が「スペイン人」(トリオ・ソナタ「幻影」にもとづく)、第3組曲が「神聖ローマ帝国の人々」(ドイツ人)、第4組曲が「ビエモンテの人」(トリオ・ソナタ「アストレ」にもとづく)という構成になっている。1曲が1分から2分程度の短い作品であり、1つの組曲は20分少々の長さ。曲にはそれぞれ標題がつけられている。

ジョルディ・サヴァール(Jordi Savall ,1941年~)スペイン東北部カタルーニャ州バルセロナ県イグアラダに生まれ、バーゼル・スコラ・カントルムでヴィオラ・ダ・ガンバを学ぶ。1974年に器楽アンサンブルのエスペリオンXXIを設立し、バーゼルを活動の拠点として数多くの録音を行ったが、1987年には合唱中心のグループであるレ・カペーリャ・レイアル・デ・カタルーニャを、1989年には管弦楽団ル・コンセール・デ・ナシオンを結成し、活動の中心をバルセロナに移すと共に、バロック期のスペインないしラテン系諸国の声楽、器楽作品を新鮮な解釈と表現のもとに演奏活動に取り組んでいる。最近ではサヴァール・トリオとして2017年9月に来日した。
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1983年のデジタル、セッションでの録音だが、音質はほどほど良い。最近では古楽界の大御所になったバロック・ヴァイオリンにモニカ・ユゲット、キアラ・バンキーニ、クラヴサンにトン・コープマン、テオルボにホプキンソン・スミスなどが参加している。音像は左右に広く、各楽器間の音のバランスは良く、定位もしっかりしている。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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ムンク展 [美術・絵画鑑賞]

上野の東京都美術館で開催されているムンク展を観てきました。
ノルウェーの西洋近代絵画の巨匠、エドヴァルド・ムンクのよく知られている「叫び」を含めオスロ市立ムンク美術館の所蔵作品をメインとした約60点の油彩画に版画などを加えた約100点が展示されています。
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以下印象に残った作品

叫び  テンペラ・油彩、厚紙 1910年?
[コピーライト]Munchmuseet
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疾走する馬  油彩、カンヴァス 1910~12年
[コピーライト]Munchmuseet
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太陽  油彩、カンヴァス 1910~13年
[コピーライト]Munchmuseet
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生命のダンス 油彩、カンヴァス 1925年 
[コピーライト]Munchmuseet
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二人、孤独な人たち 油彩、カンヴァス 1933~35年
[コピーライト]Munchmuseet
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自画像、時計とベッドの間 油彩、カンヴァス 1940~43年
[コピーライト]Munchmuseet
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SACDサラウンド・レビュー(808) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Holst
Orchestral Works Volume 4
CHSA 5192
Guy Johnston(cello)
Sir Andrew Davis/BBC Philharmonic
録音 2018年1月
Chandos

ホルスト:管弦楽作品集 4
・冬の牧歌
・交響曲 ヘ長調 「コッツウォルズ丘陵」 Op.8
・祈り Op.19 No.2
・ムーアサイド組曲(弦楽オーケストラ版)
・インドラ Op.13
・スケルツォ

交響曲 ヘ長調は1900年に作曲された。ホルストの最初のオーケストラ作品。コッツウォルズ丘陵交響曲とも呼ばれる。コッツウォルズ丘陵はイングランド中央部に広がる標高300m以上に達する丘陵地帯で、ホルストが初めてプロの音楽家として仕事をした場所。1896年に亡くなった詩人でデザイナーのウィリアム・モリスへ捧げられた。4楽章から成り、演奏時間は約23分

サー・アンドルー・フランク・デイヴィス(Sir Andrew Frank Davis、1944年2月~)は、イギリスの指揮者。エルガーやディーリアス、ヴォーン・ウィリアムズなどの近代イギリス音楽を得意とする。1970年にBBC交響楽団を指揮してデビュー。1975年にトロント交響楽団の音楽監督に就任後、レコーディングを活発に行う。1989年より2000年までBBC交響楽団の音楽監督、2005年から2008年までピッツバーグ交響楽団芸術顧問、2012年からはメルボルン交響楽団の音楽監督に就いている。
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BBCフィルハーモニック(BBC Philharmonic)は、英国放送協会(BBC)傘下にある5つのオーケストラ一つであり、イギリスのマンチェスターを拠点とする。主要コンサート会場はマンチェスターのブリッジウォーターホール。BBC交響楽団( BBC Symphony Orchestra)とは別の団体で、BBCの組織下にはこれ以外にもBBCウェールズ交響楽団(BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団)、BBCスコティッシュ交響楽団ならびにBBCコンサート・オーケストラがある。1926年に2ZYオーケストラとして設立されたものが始まりと言われている(“2ZY”は、当時マンチェスターに開局されたラジオ局のコールサイン)。1991年、BBCフィルハーモニックと改名して、サー・ピーター・マクスウェル・デイヴィスが最初の常任指揮者兼楽団付き作曲家に就任した。ジャナンドレア・ノセダ(Gianandrea Noseda)が2002年から2011年まで首席指揮者、現在は名誉指揮者に就任している。2011年9月よりファンホ・メナ(Juanjo Mena)が首席指揮者に就いている 。最近では東日本大震災直前の2011年3月初旬に来日公演を行った。
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豊なホールトーンを伴う録音でコンサートホールの中ほどで聴く音に近い。音像は左右、奥行き方向にも広がっている。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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SACDサラウンド・レビュー(807) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Tchaikovsky String Quartet No. 1 & String Sextet.jpg
Tchaikovsky
String Quartet No.1 & String Sextet
MDG90320916
Isabel Charisius(viola)
Valentin Erben (cello)
Meccore String Quartet
録音 2018年5月
MDG

チャイコフスキー:
・弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11
・弦楽四重奏曲楽章変ロ長調 Op.post
・弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」 Op.70

メッコーレ弦楽四重奏団(Meccore String Quartet)は2007年に設立されたポーランドの弦楽四重奏団。ロンドンのウィグモア・ホールで開催された弦楽四重奏コンクールに入賞したほか、数多くのコンクールに入賞する実力を持ち、各地の音楽祭に出演、世界中のコンサートホールでも演奏している。
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弦楽六重奏曲ではアルバン・ベルク四重奏団のヴィオラ担当のイザベル・カリシウス(Isabel Charisius)とチェロのヴァレンティン・エルベン(Valentin Erben)が参加している。

弦楽四重奏曲第1番と弦楽六重奏曲は音像の横への広がり感が少なく、変ロ長調の弦楽四重奏曲では定位もしっかりしており、横への広がり感もあるように感じた。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はポーランド、ワルシャワ、National Philharmonic Chamber Hall

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆
チャンネル          6ch(2+2+2方式)

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