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SACDサラウンド・レビュー(786) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Vivaldi Les Quatre Saisons Podger Brecon Baroque.jpg
Vivaldi
Les Quatre Saisons
CCSSA40318
Rachel Podger/Brecon Baroque
録音 2017年10月
Channel Classics


ヴィヴァルディ:
・ヴァイオリン協奏曲集「四季」
・ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.208「ムガール大帝」
・ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV.270「安らぎ」
・ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV.271「恋人」

レイチェル・ポッジャー(Rachel Podger,1968年~)はイギリス生まれのヴァイオリニスト。ドイツのルドルフ・シュタイナー・スクールで教育を受け、帰国後ギルドホール音楽演劇学校でミカエラ・コンバーティとデイヴィッド・タケノに師事した。在学中からバロック奏法に興味を惹かれ、バロック音楽を専門とするフロレジウムとパラディアン・アンサンブルという楽団の創設に関与する。その後も、このアンサンブルとコンサート・ツアーやレコーディングに参加し、国際的にも高く評価されている。1997年、トレヴァー・ピノックに招かれ、イングリッシュ・コンサートのコンサートミストレス兼協奏曲ソリストに就任、ますます多忙な日々となった。2015年に英国王立音楽院(RAM)のバッハ賞を受賞。最近では2018年6月~7月開催の調布国際音楽祭2018に来日し、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番などを演奏した。
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ブレコン・バロック(Brecon Baroque)はウェールズ南部の町ブレコンにある大聖堂で行われる音楽祭“ブレコン・バロック・フェスティバル”のために,ポッジャー自身が選び抜いたメンバーを集めて創設した2007年創設の古楽アンサンブル。
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演奏はポッジャーを含め、バロック・ヴァイオリンのヨハネス・プラムゾーラー(Johannes Pramsohler)、サビン・ストファー(Sabine Stoffer)、ヴィオラのジェーン・ロジャーズ(Jane Rodgers)、チェロのアリソン ・マクギリヴレイ(Alison McGillivray)、ヴィオローネの(Jan Spencer)、テオルボのダニエレ・カミニティ(Daniele Caminiti)チェンバロ、室内オルガンのマルツィン・シヴィオントキエヴィチ(Marcin Swiatkiewicz)の計7名。

Vn×3、Va×1、Vc×1、Cemb or Chamber organにヴィオローネ、テオルボが参加した小編成での四季は新鮮さを感じた。各楽器とのバランスは良く、定位もしかりしている。特にポッジャーの弾くバロック・ヴァイオリンは透明感のある響きをしている。教会での収録だがアンビエンスな音はあまり感じない。収録はロンドン、St Jude’s Church

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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