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SACDサラウンド・レビュー(788) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Dvořák Tchaikovsky Borodin String Quartets.jpg
Dvořák Tchaikovsky Borodin
String Quartets
BIS-2280
Escher String Quartet
録音 2017年3月
BIS

ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調 「アメリカ」 Op. 96, B. 179
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op. 11
ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調

ボロディンの弦楽四重奏曲 第2番は、1881年にジトヴォで作曲、1882年に初演されたとされる。ボロディンが妻に愛を告白した20周年の記念として、愛妻に捧げるために作曲した。ボロディンの、そして19世紀ロシア帝国を代表する室内楽のひとつである。第3楽章は"ボロディンのノクターン"として親しまれており、甘美で叙情的な曲。4楽章からなり、演奏時間は約29分。

エッシャー弦楽四重奏団( Escher String Quartet)は、アメリカ、マンハッタン音楽学校に学んだ音楽家たちが2005年に結成し、ニューヨークを拠点として活動している。2013年、エヴェリー・フィッシャー・キャリアグラントを受賞。現在、リンカーン・センター室内楽協会(Chamber Music Society of Lincoln Center)のレジデンスアーティストである。ツェムリンスキーの作品で一躍脚光をあび、深い音楽的な洞察やたぐいまれな色調の美しさに高い評価を受けている。カルテットの名前はオランダの現代画家M.C.エッシャーに由来している。当初のメンバーはアダム・バーネット=ハート(1stVn)、アーロン・ボイド(2ndVn)、ピエール・ラポイント(Va)、デイン・ヨハンセン(Vc)だったが、現在は2ndVn がダンビ・ウム(Danbi Um)、Vcがブルック・シュペルツ(Brook Speltz)に変わった。
Escher String Quartet_1.jpg


録音レベルは少し高めだが、各楽器の定位はしっかりとしており、音のバランスも良い。サラウンドスピーカーからの音はマイクを遠目にセッティングしてアンビエンスな音を捉えている。収録場所はドイツ、ニュルンベルク近郊にあるNeumarkt in der Oberpfalz, Reitstadel

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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