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SACDサラウンド・レビュー(796) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Schumann String Quartets.jpg
Schumann
String Quartets
BIS2361
Engegård Quartet
録音 2016年12月
BIS


シューマン:
・弦楽四重奏曲第1番 イ短調 Op.41 No.1
・弦楽四重奏曲第2番 ヘ長調 Op.41 No.2
・弦楽四重奏曲第3番 イ長調 Op.41 No.3

シューマンの作曲した弦楽四重奏曲作品41の3曲は「室内楽の年」として知られる1842年に、3曲セットで作られた。この1年間には、シューマンの残したおよそ10曲の本格的室内楽作品中の内、ピアノ五重奏曲やピアノ四重奏曲などを含む5曲が書かれた。これには、フランツ・リストの勧めがあり、1839年6月5日付けの手紙でシューマンに室内楽曲の作曲を勧めていた。

エンゲゴール弦楽四重奏団(Engegårdkvartetten)はノルウェー北極圏のロォーテンを本拠とし、第1ヴァイオリンのアルヴィド・エンゲゴール(Arvid Engegård)を中心とし2006年に創設された。エンゲゴールはロフォーテン国際室内楽フェスティヴァルの創設者で、芸術監督を務めている。第2ヴァイオリンのアレックス・ロブソン(Alex Robson)はイギリス生まれ、3歳でノルウェーに移住。2008年よりノルウェー室内管弦楽団のメンバー。ヴィオラのジュリエット・ジョプリング(Juliet Jopling)は、ノルウェー室内管弦楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、ナショナル・ラジオ管弦楽団の客員首席ヴィオラ奏者でもあり、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで経済学修士号を取得している。チェロのヤン・クレメンス・カールセン(Jan Clemens Carlsen)はオーストリア生まれ、2013年に新メンバーとして加入。
Engegård Quartet_2.jpg


各楽器の音の分離、定位もしっかりしており、音場の横への広がり感がある。サラウンドスピーカーからはアンビエンスな音がメイン。録音はノルウェー、Jar Kirke, Bærum

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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