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SACDサラウンド・レビュー(775) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Mahler
Symphony no.3
CCSSA38817(2Disks)
Gerhild Romberger(alto)
Cantemus children's Choir
Ivan Fischer/Budapest Festival Orchestra
録音 2016年9月
Channel Classics

マーラー:交響曲第3番ニ短調

ゲルヒルト・ロンベルガー(Gerhild Romberger)はドイツ、ゼーゲル出身のメゾ・ソプラノ(コントラルト)の歌手。デトモルト音楽大学にて学んだ後、ハイナー・エケルス(Heiner Eckels)、白井光子に声楽を師事。コンサートや歌曲のリサイタルを活動の中心とし、バロックから古典、ロマン派、現代に至るオラトリオや交響曲のソロを歌う。2003年以来デトモルト音楽大学の声楽科教授を務めている。
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バイエルン放送合唱団(独: Chor des Bayerischen Rundfunks)は、ドイツ・バイエルン州ミュンヘンに本拠地を置く、バイエルン放送協会所属の合唱団。1946年5月1日に、ロバート・ザイラーによって設立された。最も古い放送合唱団の一つでもある。首席指揮者は歴代のバイエルン放送交響楽団の首席指揮者が兼任しており、オイゲン・ヨッフム、 クーベリック 、サー・コリン・デイヴィス 、マゼール、ヤンソンスらによって率いられてきた。現代作品も数々の初演を担当しており、シュトックハウゼン、ペンデレツキ、ペルト、リーム、カンチェリ他の代表作を演奏してきた。次世代の才能発掘に熱心であり、ワークショップは繰り返し行われ続けている。

イヴァン・フィッシャー(Iván Fischer, 1951年1月~ )は、ブダペスト生まれのハンガリーの指揮者。ウィーン音楽院でハンス・スワロフスキーに師事し、ウィーン交響楽団などへの客演で正当な音楽を作っている。ユダヤ系ハンガリー人で、父シャーンドル、兄アダム、従兄弟ジェルジも指揮者という音楽家の家族である。ブダペスト祝祭管弦楽団の創設にかかわり、1983年来音楽監督を務めている。また、2011年からはベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席指揮者にも就任した。代表盤は音楽監督を務めるブダペスト祝祭管弦楽団との、バルトークやコダーイ、ドヴォルザークの作品など。
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ブダペスト祝祭管弦楽団(Budapest Festival Orchestra)は、ブダペストを本拠地とするハンガリーのオーケストラである。略称は英語ではBFO、ハンガリー語ではBFZ。2008年2月より現在に至るまで、創設者の一人、イヴァン・フィッシャーが音楽監督を務めている。1983年、指揮者のイヴァン・フィッシャーとピアニストのゾルターン・コチシュを音楽監督として創立した。構成する音楽家による自主的な演奏団体である。祝祭の名からもわかるように、当初は年に3、4回程度、ハンガリーの音楽祭などのイベントで演奏する団体であったが、1992年に常設オーケストラとなった。ハンガリー国内において、ベーラ・バルトーク国立コンサートホールやリスト音楽院大ホールで定期的にオーケストラ公演を行っている。また、定期公演中には毎年3月の「ブダペスト春の音楽祭」への出演も含まれる。近年ではザルツブルク音楽祭をはじめ世界各国の音楽祭に出演するなど、国際的な活躍も目立つ。
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ダイナミックレンジの大きな収録でコンサートホールのセンターで聴くような音に近い。要所にスポットマイクを配した収録と思われ、パワフルな金管の響きと低域弦の豊な響きが印象に残った。サラウンドスピーカーからの音には直接音もかなり入っている。
本ディスクは音楽之友社、「レコード芸術誌」での2017年第55回レコード・アカデミー賞で「特別部門 録音」を受賞した。録音場所はハンガリー、ブダペスト、芸術宮殿(パレス・オヴ・アーツ)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆☆
チャンネル          5ch

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