SACDサラウンド・レビュー(821) [サラウンド・サウンド・レビュー]
The Great War Centenary
CC72786
Michael Foyle (violin)
Maksim Stsura (piano)
録音 2018年4月
Challenge Classics
第1次世界大戦時代のヴァイオリン・ソナタ集
・ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L140
・ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7
・ヘスケス:Inscrizione (derivata) A Lie to the Dying
・レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 P110
フォイル=シュトシュラ・デュオ(Foyle-Štšura Duo)は、ロンドンを活動拠点とする、ヴァイオリンのマイケル・フォイル(Michael Foyle)とピアノのマクシム・シュトシュラ(Maksim Stsura)からなるデュオ。'Salieri-Zinetti'国際室内楽コンクール2015と、ベートーヴェン・ピアノ協会・ヨーロッパ・デュオコンクール(Beethoven Piano Society of Europe Duo Competition)で優勝。これまで、スティーヴン・コヴァセヴィチ(Stephen Kovacevich)やマキスム・ヴェンゲーロフ(Maxim Aleksandrovich Vengerov)のマスタークラスで指導を受け、2018年現在はシティ・ミュージック財団のアンバサダーも務めている。
マイケル・フォイル(Michael Foyle,1991年~)はスコットランド出身のヴァイオリニスト。ウイーン・コンセルバトリウム音楽大学でパヴェル・ヴェルニコフ( Pavel Vernikov)に師事。2008年のBBCヤングミュージシャン・オブザイヤー・テイバー・アワード2008(BBC Young Musician of the Year Tabor Award)とロイヤル海外リーグ弦楽コンクール2013(Royal Overseas League String Competition)を受賞した。2016年オランダ・ヴァイオリン・コンクール(Netherlands Violin Competition)で優勝。英国王立音楽院の教授。
マクシム・シュトシュラ(Maksim Stsura )はロンドンを活動拠点とするエストニア出身のピアニスト、作曲家、音楽学者。2008年の第7回エストニア・ピアノ・コンペティション優勝。2013年に英国王立音楽大学から音楽の修士号を取得。セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ、パーセルルーム、ウィグモアホールなど、イギリス各地の有名なコンサートホールでソリストおよび室内楽演奏家として幅広く活動している。
ヴァイオリンはナチュラルでクリアーな響きを伴い、センターやや左に定位している。ピアノはセンター右寄りの少し下がった位置に定位している。教会での録音だがサラウンドスピーカーからの音はほぼ直接音が占める。録音場所はオランダ、スキーダム、Westvest Church
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5.1ch